空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

「誰を私は恐れよう」ヒョンス・リム著

北朝鮮の刑務所で949日過ごした韓国系カナダ人牧師の体験記。

この形は18年間にわたって150回北朝鮮が訪問し、農業や漁業の支援、発電所や工場の運営、検眼機や使わなくなったメガネをカナダから80万個集めて寄付したり、学校や病院、孤児院老人ホームをサポート、教育事業にもお金を集めて支援してきた。

それなのに突然逮捕される。「最高尊厳冒涜罪」という罪名で死刑を言い渡されて、過酷な牢獄に入れられた。

3回死にかけたそうだ。苦難のすべてを感謝して、前向きだ。

作者は北朝鮮を愛してやまない。南北朝鮮が統一することを心から願っている。

カナダにいる奥さんは、七面鳥の鑑別などの仕事をしていたという。映画「ミナリ」で韓国系移民がヒヨコ鑑別の仕事していたのを思い出した。

作者は、自分が牧師だと言うのに罪があったのでちょうど修道院のようなところに行かないといけないと思っていたそうだ。だから刑務所はちょうどよかったと前向きに感謝して捉えている。

多くのカナダ人が北朝鮮と著者の釈放のために祈った。中でもプリンスエドワード島の人々が一生懸命祈ったと書いてあった。赤毛のアンの島ではないか。

北朝鮮について知りたい人にはオススメの書籍だ。

読みたい人で、私の連絡先を知っている人は貸してあげますので知らせてください。