空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

「あした来る人」(1955年)

1955年の日本映画「あした来る人」を見た。三国連太郎月丘夢路新珠三千代三橋達也山村聰が出ている。今では月丘夢路以外皆故人だ。釣りバカ日誌三国連太郎は老人だったが、この映画では若くてイケメンだ。細かいところまでよくできた映画。音楽は黛敏郎で素晴らしい。白黒だがどの画面も美しい映画だ。興味深く監視をしたのは、当時の言葉遣いや風俗だ。女性が非常に女らしく、こまごまと男の世話を焼く。連絡を取り合うのは電報か手紙。電話はあまり使わない、というかどこにでもあるわけでない。日本語が今と違う。証券取引所は株価を黒板で書いている。テレビはまだなく情報は新聞だけだ。新幹線もできる前だから、大阪東京間は夜行列車で行っている。
ファッションは着物を着ている人が多いこと以外はあまり変わったように感じない。