Netflixのドキュメンタリー。第一次世界大戦の間、フランスの男性は徴兵されていないので、女性たちが工場や農場、電車の運転手など代わりに働いた。フランスでは女性の地位がもともと低く、賃金も半分だったそうだ。
戦争が終わって兵士は英雄として凱旋したが、重労働で銃後を支えた女性は解雇され、忘れ去られて行った。この国では女性参政権運動も始まってから30年かかり、1944年にやっと認められた。
びっくりしたのだが日本に参政権が認められたのと1年違いだ。
フランスは男女平等で進んだ国だと思ってきたが、違ったのだ。
10年前あるパーティーでバークリーの音楽エンジニアリングの教授夫妻と知り合った。奥さんは南フランス出身で、日本は男女の格差が大きいと言う話をしたら、南フランスもそうよ、と言われた。南フランスでは封建的で女性は家庭で主婦しないといけないそうだ。
意外だな。女性を大切にすると思っていた、あのフランスが。
このドキュメンタリーを観て、裏付けられた感じがする。