空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

路線バスの旅

Hulu で路線バスの旅を見た。

全くの準備もなく、決められた場所から場所へ路線バスだけで旅をする1種のゲームのような旅番組。出演は太川陽介蛭子能収、マドンナと呼ばれるゲスト。路線バスは大抵県境は走っていない。そのため何キロも山越えをして県を超えたところの最初のバス停を目指す。結構難しくて制約もあって、悪天候に見舞われたり、大変そうである。しっかりしてリーダーシップのある太川陽介と、マイペースで寝てばかりの蛭子能収のやりとりが面白い。

それにしても日本のバスはなんと正確に来るのだろう。

 

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「この世界の片隅に」(2016)⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

太平洋戦争の間のある女の子の話。18歳で広島の隣の呉市にお嫁に来た。

絵を書くのが上手で、若いお嫁さんとして田舎の社会に溶け込んでいる。

食料難を工夫して乗り越えたり、井戸で水をくみに行ったり、大変そうだが、文句も言わずに頑張っている。

映像が綺麗で、素敵なアニメーションだ。

制作費はクラウドファウンディングで集められ、政策にあたっては戦争経験者に話を聞いたそうだ。

戦争の悲惨さを子供たちに分かってもらえる良い映画だと思った。
全体の雰囲気が柔らかくて、優しさに満ちた良い映画だ。

 

この世界の片隅に
 

 

 

エイプリル・フールとイースター

エイプリルフールとイースターが重なる、という珍しい年。

友人からラインが来た。


「テレビで今話題になってますが、空の鳥ちゃんのとなりに家あたりに近くアフリカ人ファミリー越して来られるようです」とあった。

確か去年も「おたくの近所にドーベルマンが逃げています。」と送って来た。

もう騙されへん!

「回覧板回ってきたので知っています。」

と返事。

来年も送って来るやろか。

ブライト・ライツ:デビーレイノルズとキャリー・フィッシャーのドキュメンタリー

有名過ぎるハリウッド・セレブ母娘のドキュメンタリー。

デビー・レイノルズは「雨に唄えば」のヒロイン。彼女の「タミー」は大ヒット。

隣に住む娘のキャリー・フィッシャーは、スターウォーズレイア姫、ブルースブラザースでストーカー女の役で有名になった。父は有名な歌手エディ・フィッシャーだが妻子を捨ててエリザベス・テイラーと再婚した。

 

老いた母デビーは小さくなったものの昔と変わらず可愛く、上品で洗練された人。今もショー仕事が入ると引き受けて、高齢者のファンを楽しませる。

 

ところが娘のキャリー・フィッシャーは少々痛々しい。

子供の頃からセレブの家に育ち、親は離婚、再婚。新しい父はギャンブルとアルコール依存症で、借金で家を差し押さえられる。

少女の頃からマリファナを始め、そのあとは薬物依存。躁鬱病との戦い。

なり振り構っていず、下品で、母より老けて見える。

スターウォーズのイベントでファンにサインをしたり、新しいスターウォーズの映画に出演するため体重を減らしたり、頑張っているが、ヘトヘトになっている。

このドキュメンタリー収録1ヶ月後、2016年12月にキャリーフィッシャーは心臓発作を起こして死亡、翌日母デビーレイノルズも脳梗塞で急に亡くなった。

キャリーフィッシャーの検視の結果、アルコール、コカイン、ヘロイン、痛み止めが検出されたという。

死の前の月ハリソンフォードとの昔のロマンスを公表して世間が炎上。またスターウォーズの収録のためその月15キロ減量し、ストレスがたまっていたのもいけなかったのか。

レイア姫は享年60歳だった。

お金や名声で、幸せは買えないんだなって思う。

一番悪いのは、キャリーフィッシャーのお父さんを横取りし、家庭を崩壊させたエリザベス・テイラーや、と母。同感。

 

 

 

スリング・ブレイド(1997)

ビリー・ボブ・ソーントンが主演、脚本、監督を務めアカデミー主演男優賞始め数々の受賞をした映画。

ある知的障がいの男の人が、精神病院から退院するところから、物語が始まる。

舞台は南部で貧しい白人の町。町の人々は、泊まるところや仕事を紹介してくれて、優しい。

可哀想な身の上の子供が、主人公に懐いて可愛い。

南部のスピリットである聖書や洗礼のシーンもある。

感動的で、最後はスカッとするが、とにかく長いめちゃくちゃ長い映画、2時間半だ。