空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ついに捕まった犯人

従姉Aちゃんから連絡があり、富田林警察の留置場から逃げた犯人が、山口県周南市で捕まった事を知った。

寝ていた母を起こして、テレビをつける。

めでたい。泣きたいぐらい嬉しい。

大阪人にとって、阪神が優勝したより、めでたい🎉。

3000人の警官が動員されて、本当に一生懸命捜していたのだ。

おとといの朝も、恰幅のいい警官が手配書を持って来た。↓

f:id:dollyosaka:20180929224051j:imageそこに印刷された横顔の写真を指差して母は、「なんか哀れやね。」と言った。家族のことを思うと気の毒だ、と言うのだ。

 

猛暑の中、小学校の校門の前に警官は立っていた。

富田林市では、パトカーがいつもあちこちにいた。

お疲れ様でした。これで安心して眠れます。

 

ところで

先日レコーディングで一緒になったニューヨークから来たアフリカ系の人にこの話をして、最後に

「でも彼は誰も殺してない。」と言うと、

「ええ??」とびっくりしていた。

アメリカ人の標準からすると、凶悪犯人ではないのだろう。

なんで大騒ぎになったのか。

勾留中の容疑者を逃してしまった警察の「メンツ」の問題か、と。

「逃げた」容疑者の罪の重さより「逃した」警察のうっかり電池を入れ忘れた方が重かったのだ。

「楽天道」佐藤愛子著

明け方頭痛で目覚め、スプレーと吐き気どめで収まる。

低気圧が近づくと、持病が出る。

 

佐藤愛子さんの50代60代の頃のエッセイを集めた本を母が買ってきた。

マンガより面白い。お腹の皮がよじれるほど笑った。

文体も怒りもジョークも、今と同じ。めちゃ面白い。

今年も浦河町の赤い屋根の別荘に行ってはるのかな。

地震に遭遇してはらへんかったら良いのだけど。

楽天道

楽天道

 

 

 

彼女の権利、彼女の決断/Reversing Roe

国外免許証を貰いに、光明池運転免許試験場へ。その後ドラッグストアで台風に備えて食料を買う。

Netflixのドキュメンタリーを見る。

米国では人工妊娠中絶はずっと禁止されて来たが、初めて認められたのが1973年最高裁の"ロウ対ウェイド事件"判決だった。

それを覆そうとする右派の政治運動と中絶支持派との闘いを、過去数十年にわたる中絶支持派や反対派へのインタビューとともに振り返る番組。

 

避妊や中絶を反対する、カトリック福音派プロテスタントの熱心すぎる過激な人たち。

中絶を行う産婦人科医が殺される事件、クリニックが爆破される事件が相次いだ。これはひどい犯罪だと思う。地下鉄サリン事件と変わらない。

 

私もクリスチャンだから中絶には基本100%反対だが、レイプ(家庭内も含む)や重い病気の場合は産婦人科でちゃんと中絶をやって貰えるようにすべきである。また避妊の教育も学校で重要だし、誰でもどこででも避妊薬を買えて女性自ら調節するようにしないといけない、と思う。

中絶を反対する南米では、危険な方法で堕胎をする闇クリニックが横行して命を落とす女性が後を絶たない。

 

ところで、少子化問題のある日本では、中絶をやめると決めた人に養子希望者が全額費用を負担して出産して貰うサービスがあれば良いのに、と思う。赤ちゃんは良い家庭で育てられ、産んだ人も罪意識で悩まなくて済む。

それと私が中学生の頃、女子生徒だけ集められて生理の話を聞かされたが、あれは男子も一緒に受けさせ、妊娠や出産はどれほど大変か、避妊の仕方や性犯罪や病気の予防を徹底して教えるべきだ。正しい教育が中絶を防げると思う。

ところで、今日本では産婦人科で「アフターピル」を実費だが処方して出して貰える。“失敗”後、72時間以内に飲めば、ほぼ妊娠しない。

NHKスペシャル 樹木希林を生きる

昨夜偶然観た番組。

ステキなトヨタ車を自ら運転して颯爽と現れた樹木希林さん、人任せにせず、ギャラの交渉まで自分でする。

ヘア担当にも監督にも厳しい。「万引き家族」ではストーリーまで変えさせている。

衣装にもこだわり、自分で縫ったり解いたりする。

NHKの担当者に対しても、気の毒になる程、手厳しくなって来た。そしてある日ペットスキャンの検査結果を見せてくれる。それはまるで「ネタ」を提供するかのよう。

数年前と今とでガンの転移がどれほど進んだか比べて見せる。あれほどの状態で、よく役者を続けているな、と感心した。

彼女はメンタルが強い。

頑固である。

歯に絹を着せないようで、一本筋が通っている。

他人に頼らず、自立している。

 

浅田美代子さんの誕生パーティーのシーンで「赤い風船」を歌うのだが、そこにいる半分ぐらいの若い人は一緒に歌っていなかった。寺内貫太郎一家、知らない世代なんだな。

そんな若い人々相手に、樹木希林さんは彼女の主演映画の、制作協力もしている。

亡くなる約3ヶ月前では彼女はもう、運転できなくなっている様子。

撮影現場で「終電は間に合うの?」とNHKの担当者に尋ねてあげていた。

やさしいなあ。

夏バテ

今年の夏バテは激しい。

月曜に腹痛が治ったので火曜日から普通食に戻したが、今日午後腹痛。

医者へ行く。漢方薬を始め胃腸の薬をイロイロ出してもらう。

雨の水曜日

美容院でオカッパにしてもらい、買ったスーツケースを返しにドン・キホーテへ行こうとしたが、国道から左折して入れないのでUターンするため、ブティックSに入ってしまい、長袖とスカートとバッグを買う。たかがUターンのために出費である。

チャーチカフェへ行く。ご近所の畑から採ってもいいと言われ、ミントをむしり採りに行った。

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1人の夫と3人の妻/Three Wives, One Husband

イギリスのドキュメンタリー。

一年間米国ユタ州ロックランドの洞窟の家に住む一夫多妻(ポリガミー)コミュニティに密着。

フォスターという家族にはお父さんとお母さんが二人。大家族に歓迎されて 17番目の赤ちゃんが自宅で生まれるシーン。*116人の兄姉達はみんなで新しい弟を歓迎している。

ある時、フォスター氏の兄が亡くなる。埋葬のシーンは丁重で厳かだった。墓石は2人の未亡人がコロラド州まで買いに行く。ユタ州では一夫多妻に偏見があるので、妻の名前を二人分刻むのが難しいためだ。

アメリカでは重婚は違法なので、信者達はなんども刑務所に入れられた歴史がある。

ドキュメンタリーではソルトレークシティーの議事堂まで法案の否決を訴えに行くシーンもある。

このドキュメンタリーを見てつくづく思う。米国大統領でも離婚を何度も繰り返したり、浮気したりしてるでないか。

でも、ここのコミュニティみたいに、一人の夫が好きになった女性全部を他の家族の合意のもとに奥さんにしたら、丸く収まるので良いのではないか。

その一方、このドキュメンタリーでは奥さん同士の嫉妬と確執、その間で気苦労する夫が映されている。

夫はなぜか、みんな細くてガリガリだ。

やはり、一夫多妻は旧約聖書の時代から、トラブルだらけになるに決まっているのである。

家父長制は成熟した先進国にはそぐわない。

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Netflix

Netflix

 

 

 

*1:その赤ちゃんは今年4月火事で亡くなったそうである。マッチで遊んだのが原因だそうだ。子供が20人もいては、親の目が行き届かない。