空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

父を見舞う

河内長野からバスで30分近くかけて父の入院している病院へ。歩いた方が早そうである。
父は頷きながら私の話をじっと聞いていた。俳句の雑誌のお正月号に載せる句を選んでほしいというと、俳句の書かれたメモをじっと読んでいた。最初の句を詠んで「これでいい?」と聞いたら頷いたので、それを投稿する事に勝手に決めた。
父は4人部屋にいる。向かいのベッドの患者が突然うめき始め、医師や看護師が詰めかけて大騒ぎとなる。その人は話せなくなり、容態は急変した。
窓際のベッドの80代の男性は、明日外科手術を受けるらしいが、なんと付き添いは誰もいない。家族や身内がいない、あるいは来ないのだ。そのせいか彼はしっかりしていて、独立した大人、といった感じがすいる。大抵のおじいさんは家族に甘えきって幼稚園児のようであるからだ。
ドラマチックな展開だったのに、父は眠りこけてしまい、私はそのすきにそっと帰る。