ひとりで市役所へ。色んな窓口へ行って、膨大な手続きをする。国民健康保険も、後期高齢の窓口と分かれていて両方行かないといけない。さらに年金に関しては、天王寺まで行くように言われた。最後にゴミの課にも届けを出さねばならなかった。係の人はしんみりと「今年の分のゴミのシールは、そのままお使いください。来年から枚数が減ります。」と言われた。まるで不幸に拍車がかかったみたいである。まったくもう、コンピューターがあるのだから、死亡届を出した瞬間に、各窓口に行き渡って余計な手続きをしないですめばいいのに、と思う。
けったいな国である。
その後Ｙ子さんの家でコンサートのリハーサル。彼女のお父様の遺影を拝見する。この方は筆まめでうちや教会によくはがきを送って下さった。私のピアノ教室の発表会では車いすでバイオリンを弾いて下さった。私の父と同じ病気で、同じ病院で去年６月に亡くなられた。お母様はまだ寂しそうだ。
うちの母は、というとまだ一連の出来事の疲れが取れないようで、おちついてしんみり未亡人らしくするところまで行っていない。
午後から中百舌鳥のバイブルショップへ。白木の十字架のスタンドを買う。遺影の隣に置く。
