うちの実家はかつて美しい観葉植物が置かれ、きれいなお皿やティーカップ等が並べられていた。掃除も行き届き、塵一つない住まいであった。
そして今、ある小動物が来たおかげで、観葉植物は庭へ追いやられ、ティーカップ類はすべてかたづけられ、床の上はわたぼこりが舞い、リビングの隅にはリッター（ネコのトイレ）、モーター式水入れが置かれている。
クルミ（小動物）は寝てるか暴れているかどちらかを日課にしている。出窓で寝ていてくれたら、家庭内は静かで平和、彼女が起きたらそうはいかない、病人で暇そうな私にねこじゃらしをくわえて来て遊べとせがみ、数時間飛んだり跳ねたりが続くことになる。
私は退院に向けて外泊している。今の調子じゃ病院に戻る頃疲れ果てていて退院はのびるであろう。
写真は今日のクルミ。「おすわり」といわれたらできるようになった。
