私は小学校の時から長谷川町子のファンなので、サザエさんといじわるばあさんはほぼ全巻2冊ずつ持っている。一冊は姉妹社版、もう一冊は朝日新聞社の文庫版である。
なかでもいじわるばあさんは何度読んでも面白い。涙を流して笑う。彼女は4人の息子がいて、みんな立派な大人だ。でも誰も太刀打ち出来ないくらい憎らしい口をきき、悪賢くいたずらの罠をしかける。愛されるのはペットの動物にだけ。
長谷川町子は家族の皆からモデルは作者だ、と言われたそうだ。独身で動物を愛した孤独な作者。妹の著書によると暴君だったそうであるが、そう言われてみればいじわるばあさんもそうだ。
- 作者: 長谷川町子
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1995/10
- メディア: 文庫
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