空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

オホーツクから十勝へ引っ越す。

引越の用意をろくにせず、寝てしまったため、今朝ガス屋や市役所の人々が来た時、まだ車に何一つ載せていなかった。手伝ってもらいながら荷物を全部載せ、出発。

近道である滝上や層雲峡、三国峠は通らず、湧別(ゆうべつ)、遠軽留辺蘂(るべしべ)、足寄(あしょろ)を南下して右折、上士幌を通って新しい街へ。
ドライブに6時間ぐらいかかったが、信号は一時間にひとつぐらいしかないぐらい、すごい田舎だった。ドライブインやコンビニすらない。
山の中か、と言われたらそうでもない。林と牧場となだらかな山が延々と続く。
気温が上がって雪も解け始め、春がやって来たと確信。
「鹿飛び出し注意」のサインが何度も出て来る。
ふと視線を感じた。立派な角のオス鹿が、道を横切ろうとしている。
角の生えた野生のオス鹿を見るのは生まれて初めてだ。
車をとめて、観察。悠々と歩いて横切り、対向車にびっくりして牧場へ逃げて行った。
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十勝の大雪原はとても広い。行けども行けどもまっすぐの道が続き、右にきれいな雪山「東ヌプカウシヌプリ」が見えた。
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三時過ぎに目的地の町役場に到着。
広々として、壁のない役場で、雰囲気が明るい。招き入れられ、4人の担当者から名刺を戴き、副町長さんとお話をする。
非常にウエルカムして下さっている。
体験移住者住宅へ。なんと町役場の敷地内。徒歩1分で図書館、町営病院にも行ける。
広大な町の、市街地は本当に小さなエリア。そこで何でも揃う。

美術館がふたつ、道の駅がふたつ。

今度の家は新しい家で、1LDK。クローゼットが大きくて、中に洗濯物の乾燥室がついている。
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担当者に町内を案内してもらう。酪農が盛んなので、家畜の糞尿をガスに変える日本一大きいプラントがある。今、もっと大きいプラントを建設中。なぜなら大樹町に建設中のプラントがもっと大きくなる予定で日本一が塗り替えられる予定だからだ。この街ではもっともっと大きいプラントを作り再び日本一を塗り替え直すらしい。
エンドレスである。
大型チェーン店がなく、小売店があってとてもいい。ここにはツルハドラッグも札幌ドラッグもない。食品スーパーのフクハラはここの出身だそうで、福原美術館然別湖温泉ホテル福原がある。

疲れたので町営の大浴場へ。お風呂に入るとみんな挨拶する。ところで、ここの町は役場も大浴場も消毒用マットがある。家畜の病気予防のためである。

ところで、カナダの国旗があちらこちらにある。高校生は全員カナダに留学出来るらしい。
親の負担は2万円だとか。学校でもカナダ学というカナダの勉強があるらしい。

相当ユニークで思い切りのいい町である。