寅さん感想 - 空の鳥

dtv 1ヵ月無料お試しで、「男はつらいよ」を全て見た。以前見たことがあるものは飛ばしたが、これで全部見たことになる。

1968年から1997年だから 30年近くほとんど同じメンバーでがんばって撮影していたことになる。最終的に渥美清の死亡によってシリーズは終わった。

始めのころから比べて、次第に歳をとっていく様子が悲しい。中でも最後の三作は病気で弱った寅さんが痛々しい。今でも生きている役者はさくら夫妻と満男と源公ぐらいで、後は亡くなった。

山田洋次監督は鉄道が好きなようで、古い国鉄の列車がよく出てくる。日本全国あちこちロケをしているので、その風景が面白かった。中には知り合いの建物も映っていてびっくりした。この映画はひどい暴力や性描写がなくて、安心して見られるのが良い。

でも家族の中で兄と妹は恐ろしいまでの共依存だ。いつも妹は兄の財布にお金を入れている。

歳をとるごとにおとなしくなったが、若い頃の寅さんはDVもいいところである。