観るのは2度目。
山田洋次監督の、ロードムービー。
主人公の民子(倍賞千恵子)が夫(井川比佐志)と舅(笠智衆)と二人の子供を連れて、長崎県伊王島から北海道中標津町に移住を決意。列車を乗り継いで、大阪で万博を見て、青函連絡船で北海道に渡る。
昭和45年当時の長崎駅大阪駅は、懐かしい。あの古い駅は10年ほど前一変した。
エキストラが多く出演していて、方言が濃くて面白い。
列車内は灰皿があって、喫煙し放題だ。万博に着物を着た人が結構いるのに驚く。年配の人はみんな着物だ。
「東京は医療費が高い。」というセリフも驚きだ。あの頃は地方によって医療費に開きがあったのだ。
北海道の酪農の光景は、変わった。今は牧草ロールが主流だ。
倍賞千恵子が若くて綺麗。笠智衆は撮影時65歳だが、すごいおじいさんに見える。映画ではカトリックで洗礼名もある。
男はつらいよのメンバーが脇役で出ている。