口語訳聖書が出来るまで日本の聖書は「文語訳聖書」だった。田辺聖子氏がエッセイで子供の頃通っていた教会でこの聖書に触れ、格調高い文体を高く評価していた。ミッションスクールに行っていた私の父の聖書も、これだ。
「それ神はその獨子を賜ふほどに世を愛し給へり、すべて彼を信ずる者の亡びずして、永遠の生命を得んためなり。」(ヨハネ3:16)
そして英語で欽定訳聖書と言えば、17世紀にできた格調高い聖書である。アーミッシュや単立バプテストの人々はこれを使っている。日本語訳のある本も売られている。
新約聖書 ―英和対照新改訳/新欽定訳 EW-30 (いのちのことば社)
- 作者: 新改訳聖書刊行会
- 出版社/メーカー: いのちのことば社
- 発売日: 2015/01/10
- メディア: ペーパーバック
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欽定訳聖書は日本でいう文語訳聖書みたいなもの。漢文のようで格調高い。
ところで、うちの教会では「新改訳聖書」を使って来たが、近々リニューアルされ、「聖書 新改訳2017」を使うようになる。90%が変わるそうだ。
12月にアプリが出来るそうだ。
どこが違ってくるのか、楽しみだ。