空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ターミナルケアをしてもらっている叔父。

コーナンで買い物をしていたら、従弟から電話。叔父の病状がかなり悪いので見舞いに行って欲しいという。
叔父(亡き父の義弟)は末期がんで病院が嫌いなのでベッドをレンタルして自宅でターミナルケアをしてもらっている。ペインクリニックのドクターが毎日来ている。
今日は31歳の男のドクターが来られ、女医が来ると期待していた叔父ががっかりして文句を言う。叔母は叔母で「あんた」とドクターを呼ぶので、私ははらはらする。
叔母は24時間ひとりで看護をしていて慣れた手つきで高カロリーの点滴を冷蔵庫から出して変えているのだが、あまりに行き届いた世話をするため、患者は赤ちゃん返りしてしまって、わがままでやりにくい。
仲のよい叔父の親友が来て数時間そばに座る。彼は毎日訪れるそうだ。夜になると近所の人が「おかずを沢山作り過ぎたの。」と弁解しながら持って来る。
長屋のようなべたべたの付き合いである。

「120人お見舞いに来てん。全部すんだら御礼せな。」と叔母。
襖を隔てて和室に寝ている叔父に、聞こえるではないか。
はらはらする。