空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

枕草子を読む。

平安時代の女流作家のエッセー。

  • 「かわいいもの」雀やひよこ、小さい子ども(なぜか男の子が好き)、小さい物は何でも可愛い。
  • 「おもむきのある虫」鈴虫、ひぐらし、蝶々、松虫、キリギリス....ハエは憎たらしい。
  • 「キラいなもの」おしゃべりな人。酒を飲んでわめく人、硯に石や髪の毛が入って刷るときキシむの。
  • 「うれしいこと」本の続編が見つかった時、誰かが破いた手紙をつなぎ合わせて解読出来た時(いいのだろうかそんなことして)病気だと聞いていた人が全快したと聞いた時。
  • 「むかつく人」人をうらやましがったり、自分の身の上を嘆いたり、噂を聞きたがって言ってくれないと恨んで悪口を言う人。平安時代にもそんな人は嫌われてたのである。
  • 「心ときめくこと」小鳥のペットを飼うこと。上品な香を炊いて横になること。髪を洗ってお化粧していい香りの着物を着た時は、誰も見てくれる人がいなくても心地いい。

彼女はおしゃれで魅力的な女性に違いない。そして次のを読むと驚くほど奔放そうだ。

  • 「きまり悪いこと」こっそり夜中に男が来たときに犬が吠えるのはきまり悪い。
  • 美しくて賢い妻がいるのに別の若い女を追いかける男はむかつく。

事実彼女は2回結婚して恋愛もいっぱいした。
現代のエッセーみたいで面白い。