空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

「明日をうたう-命ある限り。」三浦綾子著

三浦綾子氏の最後の自伝。未完成。
 77歳で亡くなるまで、よくこれほど忙しく働いた方だったんだなと思った。氷点で朝日新聞から一千万円の賞金をもらったのは有名だが、長編小説は後になるほどすばらしい。彼女の「海嶺」を執筆するにあたって、世界中旅行している。それも 都会から都会を旅するのではなく、知多半島の漁師が流れ着いたアメリカの岬などである。ここへは車で行けず最後は8キロ木道を歩いたそうだ。病弱な三浦綾子氏にこれほどまでのエネルギーがよくあったものだと思う。
ところで私は30年前から何度か旭川に行ったがその都度彼女訪れようとしてやめた。ファンレターも送ろうとした。住所も知っていたのに送らなかった。この自伝を読んで正しかったと思った。彼女のファンがいきなり訪れては忙しい上病弱な彼女を邪魔して大変だったようだ。ファンレターの返事も秘書が多忙な中手伝っていたそうだ。

昨日の体のだるさが取れ今日はずいぶんマシだった。