空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

「少年期」(1951)

木下恵介監督。父:笠智衆  母:田村秋子    
一郎:石浜朗 テーマソングは「おいら岬の…」そっくりだと思ったら同じ作曲家の木下忠司。
実話に基づいた戦争中の家族の様子を描いたストーリー。波多野勤子と言う教育心理学者と少年期の息子との往復書簡をもとに制作された。
 3人息子のいる大学教授夫妻。戦争が激しくなって長野県に疎開するが、長男だけ学校があるので東京に残す。あまり空襲がひどいのでついに長野県の学校に転校。ところが東京から来た上、父が戦争反対者だと噂されいじめにあう。
戦争が終わって 6年しか経っていないので、人々の記憶に新しく、ロケはリアルだった。厳しい軍事教練や、兵隊の隊列、窓から飛び乗る満員の列車、主人公の男の子は美しく、なかなか見ごたえのある映画だ。
太平洋戦争の時代について勉強したい人にぴったりだ。