教会の礼拝で二回、若者の歌の伴奏をする。今月が誕生日のある人が非常に多く、母も名前を呼ばれた。「80歳になられますね。」と中西牧師に言われて「いいえ、まだです。」と即答した母。「まだ」というのは「まだあと10日ほど」という意味である。
伯母の家で用事を片付け、班長に町会費持っていくと、とても親切で、家の中に設置した手すりを見せてくれた。
病院から電話があったので行くと、37.9度の熱があるとのことだった。
母がクリスマスツリーのブローチをしていたので、クリスマスは何の日か母は伯母は説明していた。「イエスキリストの誕生日やねんで」
「それは、いつの話やのん。」
と言うので「2016年前やねん」と言うと「へえ、えらい昔の話やなあ。」といたく感心する伯母。
「何にも悪いことしてないのに、最後は十字架にかけられはったんやで。」と言うと
「気の毒やなあ!」
と心から同情した。そう言う時の伯母は、聖女に見えるのだった。
帰るわ、というと、
「明治のチョコレート、今度お願いするわ。」
と、伯母。そうこなくっちゃ!