空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ジョセフィン・ベーカー(1906ー1975)

1920年代のフランスのショービジネス界で有名になり、ファッションアイコンにもなったアメリカ生まれのアフリカ系フランス人。

セントルイス出身。白人の父から捨てられ、貧しい黒人の母が彼女を13歳で年上の男と結婚させたので逃げ出し、15歳で再婚。キャリアを重ねてニューヨークでショービジネス界に入る。

フランスでチャールストン・ダンスやバナナを腰に巻いたアフリカっぽい踊りのショーが大成功し、セレブになる。フランス国籍を取得。

f:id:dollyosaka:20170505101958j:imagef:id:dollyosaka:20170505102001j:imagef:id:dollyosaka:20170505102102j:imagef:id:dollyosaka:20170505102146j:image

ナチス占領下のフランスで戦レジスタンス運動や秘密情報部の活動で政府に貢献したのでフランス最高の勲章を貰う。

貴族の称号を貰った最初のアフリカ系となった。

お城を買って、世界中回って、12人の恵まれない子供を世界中から集めて、養育する。「虹の家族」と名付けた。

f:id:dollyosaka:20170505102949j:imagef:id:dollyosaka:20170513231534j:image

このうちの二人の男の子は日本のエリザベス・サンダーホームの沢田美喜さんから 引き取った。

彼女は来日してチャリティで23回日本公演を行い、売り上げを全てホームに寄付。

 でもお城はお金がかかって破産し、債権者が取り立てに来た。そこで、モナコのグレース王妃が彼女を救った。

ジョセフィン・ベイカーは人種差別撤廃運動に力を注ぐ。公民権運動も応援に駆けつけた。

 

「孤児たちの城」高山文彦著 を古本で買って読んだ。

著者は養子数人と実際会って取材している。この本はジョセフィンベイカーの親として失敗な面と養子たちの受けた心の傷をほじくり出している。でも欠点のない親なんているだろうか。ましてやショービジネス界で生きて来たディーバである。コントロール・フリークで当たり前だ。それに、どの子も教育も受けさせて貰っている。

養子たちは、全員ではないにしろ、ジョセフィンの葬式に集まった。

f:id:dollyosaka:20170505104608j:image

外国から養子を貰ったマドンナやアンジェリーナ・ジョリーを彷彿とさせるが、ジョセフィンベイカーは12人だからもっと凄い。

銅像だってある。

 

休日診療へ

6時起床。調子がいけない。昨夜リラコで映画を観て、冷えたからだ。

8時半に休日診療所へ。私は番号札1番であった。次々来る患者もどうやら私と同じ事情らしく紙コップをもらっていた。

数年前同じ症状で来た時、おじさんのドクターで皮肉と嫌味の固まりだった。休日診療の当番でクサクサしていたのだろう。

でも今日のドクターは美人で優しい女の先生。初めて休日診療所に来たようで「薬は何日出していいの?」と看護師に尋ねていた。

抗生物質を2日分だけもらって帰る。

f:id:dollyosaka:20170504165235j:image

ビクトリア時代、トイレはどうしたか。

f:id:dollyosaka:20170503135550j:image

ビクトリア時代クレムリンのフープやバッスルのついたスカートをはいた状態で、トイレはどうしたのか。

 研究した女性がyoutubeで発表していたけど、フープのクレムリンは座るとパタパタとアコーデオンのように閉じる仕組みになっていたそうだ。

また下着はopen-crotch underwear(股割れパンツ)と呼ばれ、真ん中が縫われていなかったので、下ろさないでもいけた。

ビクトリア女王も履いていたリネンブルマ。ケンジントン宮殿に残されている。

f:id:dollyosaka:20170503141523j:image

トイレトレーニングの中国の赤ちゃんのパンツと同じ仕組みだ。

うまいことできているなあ。

 f:id:dollyosaka:20170503232154j:image椅子に見えるのも全て当時のトイレ。

 

ところで、私の祖母は、1932年の白木屋の火災事件の頃まで着物を着ている時下着はお腰だけだったそうだ。でも祖母が着用し始めた着物用のパンツは、ビクトリア女王のパンツと同じで、真ん中が開いていたそうだ。

なんと今でも売っている!!!

 

 

 

ツレがウヨになりましてトランプに投票しました…

京都の劇団、笑の内閣の「ツレがウヨになりまして」のソウル公演が終わったそうだ。

このご時世、団員引き連れて言葉の違う国で公演、勇気があったなと感心だ。クラウドファンディングで180万円集め、実現したそう。

一度音楽の仕事をいただいて、大阪公演を観に行ったが若い役者たちが元気で頑張ってる、抱腹絶倒の社会風刺喜劇だった。

ところでソウル公演にフランス大使館の人が見に来て、パリでもやって下さいと言われたそうだ。ヨーロッパもウヨ化が進んでるからなあ。

ぜひ米国でもやって欲しい。

「ツレがトランプに投票しまして」

東海岸のジョンに観てもらいたい。

※追記

5月に京都でアメリカバージョン「ツレがトランプ支持になりまして」をやるそうです。

笑の内閣 of atelier GEKKEN

 

f:id:dollyosaka:20170502223833j:image 置物ごっこ。

社交的な地域猫

f:id:dollyosaka:20170501202129j:image

うちには8年前から「マダラちゃん」という地域猫が庭に住みついていて、避妊手術させ片耳に切れ込みを入れている。

この子は実に社交的で親切、時々友達を連れて勝手口に来る。

「あかん、これ以上扶養家族はふやされへん。」

ドアをピシャリと閉めると、マダラは別のご猫好きの家に連れ回って、食事するようだ。

井戸端では、野良猫に餌をやる話題には触れないので、どこのお宅か知らない。別の呼び名で呼ばれていると思う。

一度GPS付きのライブカメラをマダラの頭につけて、1日の動向を調べてみたい。

くるみ(飼い猫)は知らない猫が来るたび、走り回って、尻尾膨らませ憤怒。

無理もない。マダラの友達はいつもオス。数ヶ月ごとに変わる。恋多きパリジェンヌなのだ。

私だってうらやましい。

アシンメトリー・スカート

今流行している、裾の長さの違うスカートを「アシンメトリー」と言うそうだ。

初めてテレビアナウンサーが着ているのを見て、「何やこれ!」と思った。

流行ってるって知らない親切なオバちゃんだったら、お手洗いから出て着たアシンメトリースカートの女を捕まえて教えるだろう。

「ちょっとおたくのスカート、スソいがんでますよ。」

f:id:dollyosaka:20170430195225j:image

アメリカ黒人女性のファッションの変化

  • 1860年代前半。南北戦争の南軍に従軍した兵士とその妻。f:id:dollyosaka:20170429114133j:image
  • フロリダの解放奴隷。フープはいている。f:id:dollyosaka:20170429115559j:image
  • 1896年撮影。f:id:dollyosaka:20170429114033j:image
  • ビクトリアスタイルの少女f:id:dollyosaka:20170429114245j:image
  • 19世紀の大学生たち。f:id:dollyosaka:20170429115203j:imagef:id:dollyosaka:20170429115205j:image
  • 1910年代f:id:dollyosaka:20170429115336j:image
  • 1920年代のフラッパー時代f:id:dollyosaka:20170429132804j:image
  • ジョセフィン・ベーカー1926年。アメリカ人だが後にフランスの国籍を取り、貴族の称号を得、古城に住んだ。f:id:dollyosaka:20170429135427j:image
  • 1930年代f:id:dollyosaka:20170429120142j:image
  • 1940年代f:id:dollyosaka:20170430095446j:image
  • 1950年代f:id:dollyosaka:20170429120112j:imageこの時代まで白人のファッションを真似ている。
  • 1960年代f:id:dollyosaka:20170429134238j:image
  • 1970年代 やっと白人の真似をしなくなり、アフロヘアーのような黒人らしさが出せるようになった。f:id:dollyosaka:20170429135003j:image

 

黒人教会の人々は、とてもお洒落で、アイロンをきっちりかけて、身だしなみに気をつける。差別されて来た経緯があり、自尊心がそうさせるんだと思う。