空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

「長い冬」ローラ・インガルス・ワイルダー著

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1880年から1881年にかけて、ローラ・インガルス13歳の時、アメリカの歴史上最も厳しい冬の体験を体験する。
10月からよく年4月まで7ヶ月間厳しい吹雪が続き、汽車が来ないため町の食べ物も燃料も底をつき、ローラの家族は飢え始める。

左から、キャリー、メアリー、ローラ。f:id:dollyosaka:20170223145013j:image

大草原の小さな家」のローラ・インガルスの本は繰り返し読んだ。開拓民の家族として子供の頃8回も引っ越しし、1880年にやっとたどり着いた新しい街が、サウスダコタ州デ・スメット。ホームステッド法で5年働けば土地がもらえるので、父さんのチャールズインガルスは登録した町から2キロ離れた農地で働きながら、駅前にも店を建てた。メインストリートとセカンドストリートの角である。

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ローラが「長い冬」を過ごした頃のデスメット。それにしてもメインストリートに羊が歩いている。f:id:dollyosaka:20170223150256j:image

物語に出てくるお向かいのフラーさんの金物店。f:id:dollyosaka:20170223145520j:image

 町が出来た1880年汽車が猛吹雪で動かなくなった。インディアンの予言が当たり、7ヶ月それが続く。

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街に小麦粉が底尽き、人々が飢え始めた時、アルマンゾ・ワイルダーとキャップ・ガーランドが命がけで30キロ離れた農家に小麦粉を買いに行く。

アルマンゾ・ワイルダーf:id:dollyosaka:20170223150510j:image

キャップ・ガーランドf:id:dollyosaka:20170223150539j:image

小麦はコーヒーミルで引いた。石炭もなくなったので藁で暖をとる。

ローラは後にアルマンゾと結婚した。だから彼は英雄に描かれている。キャップ・ガーランドは気の毒にも農機具の事故で早くに亡くなる。

 

ミズーリー州に移住したローラ以外、父さん、母さん、メアリー、キャリー、そしてグレイスも、この町近辺で生涯を過ごし、同じデ・スメット墓地に眠っている。f:id:dollyosaka:20170224100945j:image

 

長い冬―ローラ物語〈1〉 (岩波少年文庫)

長い冬―ローラ物語〈1〉 (岩波少年文庫)

 

 

 

バタフライ・ハンドル

お気に入りのブティックSとガソリンスタンドへ。カードを作るとリッター3円も引いて無料で洗車もしてくれた。

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久々のチャーチカフェ。この茶器、取っ手がチョウチョである。

「バタフライ・ハンドル」というらしい。

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エドワード朝のド派手な帽子

ヴィクトリア女王が亡くなりエドワード7世の時代になり、ド派手な帽子が大流行した。メリーウイドーハットと呼ばれた。でかいなあ。

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レースやチュールやリボンや造花や剥製の鳥や羽根が積み重ねられた。帽子を大きくするため、どれほどの鳥の羽が毟られたかわからない。劇場では、後ろの人が邪魔になって見えないと不評だったそうだ。

15年ぶりの日本のウエディング・パーティ

ホテル披露宴のピアノの仕事。

ベーシストはZingoroさんと言う裕子さんの紹介。曲は30曲ちょいで足りた。

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  • 披露宴そのものの流れは15年前とほとんど一緒だが、エンディングロールと言ってビデオカメラマンが撮って編集した動画を、お開きの時に見せてくれるのが定番になったようだ。
  • 花嫁のヘアスタイルも変わった!
  • タバコ吸うお客がひとりもいない!

お客さんに喜んで貰えたようで嬉しかった。

皇妃エリザベートの実家

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エリザベートは五人姉妹だった。上からへレーネ、エリザベート、マリー、マチルデ、ゾフィー。みんな似ていて、ピンタレスト間違えてシシーだと紹介して見知らぬ外国の人が違うよと教えてくれた。男の兄弟も成人できた三人がいる。

エリザベートの舅の曽祖母はマリアテレジアで、その末娘はマリアントワネットである。

 

f:id:dollyosaka:20170219000554j:imageエリザベートと腕を組んでいるのはノイシュバンシュタイン城を作ったので有名な従兄弟ルードヴィヒ二世である。f:id:dollyosaka:20170219001346j:image美形同士親友で、末妹は妃にどうかと言う事で婚約までしていたが、ゲイだったので日取りを伸ばした挙句キャンセルになり、キレたエリザベートは死ぬまで彼と絶交した。

兄弟それぞれ、あちこちのお城に結婚して出て行ったが波乱だった。

ペーパーワーク、プラクティス

この季節、確定申告と経費の整理だ。さらに仕事の練習。41曲で足りない場合もあるので、3曲追加。

夕べより腹痛、医者に行かず電気あんかを載せて治す。

昨日は青空だったが、今日は雨天。大荒れになってるところもあるらしい。

北朝鮮のお兄さんが暗殺されたり、ホワイトハウスが大荒れになったり。世界はどうなっていくのだろう。

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風と共に去りぬの時代

南北戦争時代1860年代の写真。「風と共に去りぬ」「若草物語」の時代である。

f:id:dollyosaka:20170216182642j:imageロードアイランド州ニューポートの屋敷。北部は奴隷制に反対していたのに、皮肉なことにニューポートの富豪は三角貿易(奴隷貿易)で財を成した。ヨーロッパの小国の国王より金持ちだった。

 

f:id:dollyosaka:20170216182631j:image北軍の軍服を着ている人々。

f:id:dollyosaka:20170216205835j:imageこちらは南軍の軍服を着ている。四人の女性はフープスカートに密輸物資を隠して運んだそうだ。

f:id:dollyosaka:20170216182636j:image黒人召使も写っている。

f:id:dollyosaka:20170216211330j:image南軍の兵士のために慰問する黒人のツアーバンド。どんな歌歌ってたんだろう。

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私がピアノの仕事していたボストンの黒人教会の人々はほとんど故郷は南部だった。黒人の人々は差別されながらも、白人と同じ街に共存していた。ジョン・グリシャムの小説に、ストーリーとは関係なく、南部ミシシッピー州の白人の農園主と黒人の従者や住み込み労働者が同じ苗字というのが出て来る。奴隷時代からずっと同じ主人に今も支え、苗字も奴隷制廃止の時、同じにしたのだ。今もそういうのが残るのだ。