ムーミンの作者、トーベヤンソンの伝記的な映画。
ストーリーは戦争中のヘルシンキ。
空襲に怯えながら両親と暮らす絵描きのトーベ。
知らなかったが、彼女は両親も芸術家であった。
結婚している男と付き合いだしたので、自立してアトリエを借りる。
ところが劇団の演出家の女性と深い関係になってしまい、男と別れる。
お金のためにイラストをかけ始めるが、それがムーミンの始まりになる。
彼女が同性愛者だとは知らなかった。
今ならともかく、昔なら差別を受けただろうな。
それにしても、美しいかわいいムーミンの始まりは結構ドロドロだ。芸術とはそういった暗い底から生まれるものだろうと思う。