南北戦争時代1860年代の写真。「風と共に去りぬ」「若草物語」の時代である。
ロードアイランド州ニューポートの屋敷。北部は奴隷制に反対していたのに、皮肉なことにニューポートの富豪は三角貿易(奴隷貿易)で財を成した。ヨーロッパの小国の国王より金持ちだった。
北軍の軍服を着ている人々。
こちらは南軍の軍服を着ている。四人の女性はフープスカートに密輸物資を隠して運んだそうだ。
黒人召使も写っている。
南軍の兵士のために慰問する黒人のツアーバンド。どんな歌歌ってたんだろう。
私がピアノの仕事していたボストンの黒人教会の人々はほとんど故郷は南部だった。黒人の人々は差別されながらも、白人と同じ街に共存していた。ジョン・グリシャムの小説に、ストーリーとは関係なく、南部ミシシッピー州の白人の農園主と黒人の従者や住み込み労働者が同じ苗字というのが出て来る。奴隷時代からずっと同じ主人に今も支え、苗字も奴隷制廃止の時、同じにしたのだ。今もそういうのが残るのだ。