ボストンの友人Ｅ子さんからメール。ハーベストタイムという番組でハープを患者さんの前で演奏する女性を取り上げていたのだそうだ。「お父さんにハープを聞かせてあげる機会があったら...」といって下さる。 土砂降りの雨の中、ハープを積んで病院へ。 副院…

午後主治医チャールズ（あだな）が検査結果を持って病室に入って来た。レントゲンの結果は右肺はすっかりきれいなのに、左肺が真っ白になっている。酸素マスクも鼻と口全体を覆う大きいものに取り替えられた。 午前中、友人Ｙさんがお弁当を持って現れた。彼…

朝７時に病院から電話。すぐ行く。 血圧が上が60台だという。その後血圧を上げる薬を投与して下さったが80までしか上がらなかった。ドクターに延命措置をつけたいかどうかの選択を聞かれる。「いいえ」と答える。 事務の人を呼んでもらって個室に移してもら…

手足が冷たく、紫色になっている父。熱を測ると３８．８度。反応もあまりなく、なかなか目を開けない。 母と手足をマッサージする。少し暖かくなって来た。看護師さんが氷枕を当ててくれ、ドクターに報告してくれた。 「お父さん、道頓堀からカーネルサンダ…

泉北の高島屋へ。ここの2階にある高校の同級生Ｍ子とお茶をする。 彼女が数年前お父様の看病で大変だった時クリスチャンの友達に励まされた、という言葉を聞いて、私も励まされる。神さまは乗り越えられない試練はお与えにならないと思う。 キルターである彼…

アメリカのアマゾンから取り寄せて「大草原の小さな家（２００５）」を観る。リージョンは違うが、パソコンなら見ることができた。 テレビドラマでとても有名になった「大草原の小さな家」（１９７４）は、毎週必ず観ていたが、原作と随分違った。中でも視覚…

父は目をかっと見開いていた。熱を測ってもらったら３８度ある。まだ完全に良くなったと言えない。隣のおじいさんは腸閉塞で重篤である。奥さまは８１歳だという。「共倒れにならんよう、がんばりましょうな」と励ましてくれた。

うちの家からクルマで１５分以内に３つも道の駅がある。いかに田舎か、ということがよくわかる。 そのうちのひとつ、「かなん」へ。 地元の農家が作った野菜が激安で売っているのだ。植木やお花もある。いくつかみつくろって、恩師に送る。箱を探し出して下…

ボストンからＭさんが来る。彼女は演奏会があるために帰国。忙しい日程の中で来てくれた。 一緒に礼拝に出席。説教を聞いて感激して泣いていた。 その後「川田屋」へ。美しい山脈を見ながら和食を楽しむ。そして父の病院へ。父は少し微熱があったが元気であ…

父の同室の認知症のおじいさんは、おなかがすいてたまらない。ここ病院ではなく、会社だと思い込んでいる。そして看護師さんをＯＬだと思っているようで、「ご飯食べに行こう」と誘ったらしい。 友人の祖父（103）が危篤の時に看護師さんに「アイラブユー」…

恩師を訪ねる。７０歳で大学を退官された。ご主人も退職されたと言う。 久しぶりに尋ねた教え子を心から歓迎して下さった。「ピアノを弾きなさい。」と言われるので言われた通りにするとニコニコして聞いて下さった。 先生の家は、英語で言うとMessy。所かま…

友人Ｍちゃんのお祝い事があったので、ディナーへ。中華だった。コース料理を久々に食べる。中華のコースは仕事の関係で、チャイナタウンで嫌というほど食べているが、同じ食材と思えないくらい日本の中華は上等の味だった。久々にウォーターチェスナットを…

散髪する道具を買って来て、父の散髪をする。おとなしい客なので、好き放題カットした。 途中で隣のベッドの患者が急に大変になり、ナースコールを押して助けに来てもらう。父は驚いた表情も見せず、平然としている。入院も半年以上経つと、達人の域に達する…

夙川から１時間半かけて、ゴスペルピアノを習いにある方が来られた。キャリアのあるジャズピアニストである。でもゴスペルの弾き方は、ジャズとは少し違う。 予想通りであった。もし本場の黒人教会へ行ったら、もっと雰囲気が伝わると思う。 私は日本でゴス…

CD制作のリハーサルへ。Ｂさんという作曲家がアメリカから来られて、指導をしていた。とても音楽的で厳しいがユーモアがあり、終わってからキスしてほめ、「あなたって面白い」と言う。 リーダーのＮ子さんは聖書を開けて、「私が弱いとき、私は強い」という…

Ｃ子さんを見舞って千船病院へ。随分元気になっていた。ドクターがロビーで話している私たちのところにこられ、「胆石が見つかりました。」と報告。ふたりでびっくりする。 彼女のママは昨日から入院。大変である。

２つ用事があったので大阪へ。 なんばの歌舞伎座。警官がいっぱいいた。 JR塚本駅前のたこ焼き屋。

ちちの耳を掃除していた。何か石のような物があったので、いえから持参した専用スティック（要するに耳かき）で採掘。なんと最大級のものが取れた。それまで気持ち良さそうに目を閉じていた父は、大きく見開き、驚いた表情で見入っていた。

引っ越しの最後の段ボールが３つ残っていた。全部楽譜で、片付ける気がなかなか起こらず放置されていたが、整理整頓が趣味である母が「片付くのを手伝わせて」というので、「手伝わせて上げる」と答え、今日は徹底的に片付けた。ボストンの私の部屋にあった…

ボストンでお世話になった友人のご主人の家へ。お野菜を下さった。美しい大きい木が近くにあって、素晴らしい眺めだった。 ひな祭りなので、夕食はちらし寿司、蛤のお汁、そして戴いた法蓮草のおひたし。デザートは菱餅とイチゴだった。

北野田の診療所で身長と体重を測ってもらう。 ショック！ 身長が縮んで体重が増えていた。 その逆にならへんだろうか？

アメリカの景気も大変そうである。 ジョンの会社は２８０人社員がいた。半数がリストラされ、１４０人になった。 同僚のあの人もこの人も、順番クビになっていく。次は自分の番かとハラハラしてみんな神経質になっているらしい。 もしクビになったらクリスマ…

礼拝後、入り口のところで牧師先生に呼び止められた。父に、耳元で何度も神さまを信じるか聞いてみて、頷くようだったら病床洗礼をしたらどうでしょう、との事。 早速病院へ行って、母と一緒に父に尋ねてみた。「洗礼受けたい？」父はまばたきをした。 ふつ…