空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

野生児トロイ

朝から顧客名簿を作る。またSちゃんからエクセルでの会計管理の方法を教わる。
バークリーに行くが先生に会えず。帰って今晩のレコーディングの準備をする。ドーンが来て楽譜を持って帰る。
うちのバンドには幽霊会員がいて、一応メンバーなのだが遅刻をするのではずしている。
彼の名をトロイといって住まいはボストン市南に位置するドーチェスターという黒人街。家族と住んでる生粋のボストンッ子。黒人教会で歌いながら育ち、ついにゴスペルバンドでソロをとるようになり、バークリーに全額奨学生として入学。天真爛漫の野生児の19歳である。
次のジングルに男性ボーカリストを採用することになり、彼に連絡。「何でボクにずっと連絡もしてくれなかったの?ずっとショックだった」と正直に言ってくれたので「あなたが遅刻をあまりするからよ」と理由を説明。もし来るんだったらプロらしくしろとも助言する。
ところが肝心の彼を見つけだしてレコーディングスタジオに連れて行くのに非常に苦労する。
まず、私はゴスペルのリハーサルが終わった後、トロイを向かえにドーチェスターの大きい教会へ。彼は明日からニューヨークで行われるゴスペルのレコーディングのリハーサルをしているのだ。私がいくと彼はすれ違いで帰宅したところ。場所を尋ねて行くが何せ今晩のボストンは霧。その上ドーチェスターは道が入り組んでいてややこしい。犯罪多発地域なので人っ子一人歩いていない。たまにあるいている人は見るからにあやしい。車が一台後ろから追い越して行き、前の車をも追い越した。すると、追い越された車から若い細い黒人の女性が飛び出して来て、追い越した車の助手席の窓から、運転手を殴った。
びっくりして固まってしまう。
そのあと携帯からトロイの家に電話し、おばあちゃんやお父さんに道を尋ねて、やっとみつけて1時間遅れてレコーディングへ。プロツール(録音ソフト)の不具合(ビット数が違った)で大幅に始まりが遅れ、15分で全部録る。大慌てだった。でもようやく録音は終了。ほっとする。