空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ハラにかつがれる。

少し寒い日だった。ニューヨークに引っ越したというハラが演奏の仕事のためにボストンに来ていて、MIT(マサチューセッツ工科大学)のパーティでコートを置き忘れてしまい、デダムまで取りに行くのをつきあう。帰りにガソリンスタンドでガソリンを入れてくれ、ブレントと一緒にこれからランチしよう、という。
「ブレントは弟のブレイクに寝ている間に髪を剃られて、金髪のカツラをつけてるからびっくりするよ。」というので、ブレントに会った時、彼の頭髪をまじまじと見てしまった。ブレントは金髪のカツラなどつけておらず、いつものカーリーヘアのままできょとんとし、ハラは私たちを見て笑い転げている。あいつ、私をかついだのだ。
でも、シンフォニーホールの隣のオーブンパンでハラはお詫びの印に御馳走してくれた。
ハラはニューヨークに行ってもボストンに時々戻って音楽事務所の仕事を続けるんだそうだ。事務所と言っても全部携帯一つで取引し、スケジュールは頭の中に入っている。「良いなあ、僕もニューヨークに引っ越したいけどお金ないしね」とブレント。彼はいくつかのオーケストラで打楽器奏者をしている。ハラは今マルケス兄弟の家に滞在中。明け方までゲームをしたりしてなかなか寝ないので、楽しいのは良いけど寝不足でしんどい、と言っていた。バークリーのミュージシャンは皆宵っ張りなのだ。