たまたまテレビをつけたら、NHKの番組だった。内容はご夫婦で癌になられて、お互いに日記をつけられ、素晴らしい文章で、それを交互に俳優が朗読される、というもの。進行する癌をいたわりながらお互いを思いやる美しい気持ちに、朗読者も泣いている。
死んだらふたりの灰を一緒にまぜて子ども達がどこかに蒔くそうである。
やめてほしい。こういう番組。
支え合う夫婦のいないひとりぼっちの人がいっぱいいるではないか。
「死んでもあの世で一緒になろう」
は、無理なんちゃうかと思った。聖書にも書いてある。天国で娶ったり嫁いだりしないと。
不愉快な気分になってスイッチを切った。