空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

イザベラ・バード「日本奥地紀行」明治初期のアイヌ人

明治初期に英国婦人が通訳の伊藤を連れて、東北を縦断、北海道へ旅行した。アイヌの家に泊まった。アイヌ人はとても親切で日本人より信用出来たという。通訳の伊藤はアイヌ人を「アイヌの祖先はイヌだ」と卑下。当時は大方の日本人もそういう見方だったのだろう。恥ずかしい限りだ。
それにしても130年前の北海道、日本人とアイヌ人が共存し、村によってはアイヌの戸数の方が多かった。鉄道も道路もなく橋もなく、イザベラは泳いで川を渡っている。勇敢な女性だ。
何世紀もの間、アイヌの人たちは北海道に50万人も住んでいたのに、なんで彼らはアイデンティティを失って観光産業になったのだろう。