北欧少数民族のサーミ人の少女の物語。
1930年代、サーミ人の子供はスエーデン政府によって寄宿学校に入れられ、教育を受けた。
近所の少年たちから臭いと言われ、サーミ語を話すとムチで叩かれ、パーティではサーミ人の歌を歌えと言われる。
主人公は学校を抜け出し、服を盗んで民族衣装を焼き、スウェーデン名を名乗って高校に入る。
教師になった彼女は老後妹の葬式に出席する。
監督は父がサーミ人で、祖父母や親戚が寄宿学校に無理やり入れられたので、実話ではないが、全くの作り話ではないようだ。
サーミ人の姉妹を演じたのは、ノルウェーに住むサーミ人の姉妹で、500人しかいなくなったサーミ語を話す。
「アンという名の少女」シーズン３に出てくるプリンスエドワード島の先住民のミックマック族の寄宿学校も残酷だし、オーストラリアのアボリジニの盗まれた世代でも残酷な寄宿学校で民族同化の教育が受けられていた。北海道でも明治政府は、アイヌ民族の言語や風習や伝統文化を捨てさせ、日本人に同化させるための教育を行った。
ひどい話だ。
