実際北海道の移住というのは簡単に出来るのか、一年試してみようと思い、色々調べてついに出発することとなった。
寝具一式、靴６足、衣類たくさん、本10冊、普段使っていた食器、楽器をハッチバックの車に積んで舞鶴へ向かう。うちから３時間かかり舞鶴自動車道のくねくね道は対面通行で狭くて走りにくい。
フェリーは「はまなす」。この航路を使うのは４回目。北海道へは８回目の旅、となる。
今回は冬将軍がやってきて、気候が荒れ模様。気分が悪くなる人が続出し、食事の時間になってもレストランに来る人がまばらだ。
小樽に到着した頃、雪が降り始める。気温は２度。
大阪を出るとき、虫の根が聞こえてたのに、こっちは大阪の1月くらいの気温である。
札幌駅から15分くらいのウイークリーマンションに到着。あらかじめ聞いていた暗証番号で入る。
車はシャッター付きのガレージだ。小さいガレージで入れるのに２０回ぐらい切り返した。
それにここはあくまでマンションなので消耗品は一切置いていない。
だから荷物を全部下ろさないと行けなかった。
小雪まじりの中、10往復して重い荷物を２階の部屋に運ぶ。
部屋の真ん中にFFストーブというのがあって、つけると非常に暖かくなり、一気に２０度ぐらいになった。これは灯油ストーブだが、定期的に業者が給油してくれるので、買いに行く必要はまったくない。
窓ガラスも玄関も２重になっていて、冬の寒さは家の中には入って来ない。
