空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ドーチェスターのショップ24

ドーチェスターはボストンの一部で、南部に位置する。ニュースをつけると必ずトップニュースでドーチェスターが出て来る有名な場所である。ここはかつて昔からボストンの白人の人々が多く住んでいた。道を走るとビクトリア調の屋敷も沢山あるし、典型的なボストンの古い建物が並んでいる。ところが、ある時からこの街は「貧しい人々」が住むようになった。
ごみごみしている。だけど丹念に手入れされた芝生や植木を見る事も出来る。黒人が90%くらい(いやもっとか)住んでいて、同じチェーン店の薬局でも売っている化粧品や服が違う。
今日は5人にレッスンして、その後リハーサルのためにドーチェスターへ。散髪屋のクオンが久しぶりに来て、イライラと仲間を仕切っていた。彼は嫌われているのだ。でも一番才能があり、言う事が的をついている。
彼が書いて来てくれた楽譜をコピーする事になり、ヴィエットとコロンバス通りのショップ24へ。
お店のおじさんが信じられないくらい、とても親切であった。コピーの丁寧に使い方を教えてくれ、コピー中は押さえてくれた。こんな親切な人もめずらしい。日曜日は牧師さんと違うか、と思った。(黒人の牧師さんは別に仕事がある)お客はほとんど黒人で、物乞いの女性もいた。強盗がいつ入って来るかどきどきしていたが、皆無防備で安全そうだった。
ヴィエットはうちのバンドのギターである。5人兄弟で、けんかをしながら育ったそうだ。高校を出て、家族皆でアメリカに出て来た。共産党がいやだったんだそうだ。14年間一度も帰らなかったが、来月始めて奥さんを連れて帰るそうだ。