空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

贈り物の正しい渡し方

今回旅行した時、山奥の小さい町で、非常にお行儀の良い青年がいた。彼はお茶の先生の息子で、京都で2年「ものすごい怒られながら」お寺修行を積んで来た、という。

最初に見かけたのは3年前。町のコミュニティに使われている食堂だった。

そこには普段着や作業着の地元の人々で溢れかえっていたが、お箸を持ち替えて上品に食べていた。

次に去年行った時、ピアノを弾いているとチェロを持ってやって来た。所作がまるで着物を着ているようだった。

今年、彼は役場臨時職員になっていた。頼まれて私は小学生のための音楽デモンストレーションと歌の会をしたのだが、町の銘菓をお礼に下さった。その時の箱の渡し方が、非常に丁寧だった。まず紙袋から紙包を半分出し、そして全部出して両手でこちらに向け、再びお礼を述べて渡した。紙袋は折りたたんで、自分の横に置き、後で帰る前渡してくれた。

後でいろんな人に尋ねたら、あれが正しい渡し方だだという。

私は茶道を習った事がないので、いつも袋ごとぽんと渡していた。

茶道のお点前はともかく、ちゃんとした作法を勉強しないといけないな、と思った。

手土産の「渡し方」と紙袋の扱い [暮らしの歳時記] All About