クラークゲーブル主演。
1906年のサンフランシスコ大地震を題材にした映画。
最初は甘ったるいラブコメディーでミュージカルのついた娯楽作品だと思っていたが、終盤で凄まじい地震のシーンがあり、見ごたえがあった。
この映画で歌われたテーマソングは、今でもサンフランシスコの地震記念日に市民によって歌われるそうである。
印象に残ったシーン。
岡野家の豪邸に住む大金持ちの未亡人。
昔を思い出して話す。
1850年に来た当時洗濯屋だったが、開店45分後に男たちが彼女をめぐって喧嘩を始めて壊されてしまった。粋な遊び人に恋をするが、1番お金持ちの人と結婚する。後悔していない。
最後息子も屋敷も地震で失うが、崩れ落ちる自分の家を見た後、手を添えようとするクラークゲーブルに向かって、お断りして言う。
「いいのよ。神が助けてくれるから。」
息子が死んだことを聞いて泣きながら、言う。「これも神のご意志ね。」
悲しみながらも、歩き始める。
たくましいな、開拓の頃のアメリカ人は!