空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

東京物語

昭和28年作小津安二郎監督の「東京物語」を鑑賞する。
白黒映画である。戦後の東京の家庭の様子がとても面白かった。
美容院を経営している娘は店の奥で寝泊まりしている。ちゃぶ台の上に醤油と味の素が置かれていて、杉村春子がご飯に味の素をぶっかけて食べるシーンがあった。
原節子扮する未亡人が住んでいるアパートは台所が共同で、近所の人にお酒がないと言って借りに行ったりする。
内科医院の経営する息子の家では包帯なども妻が洗濯して干し、注射針注射器も消毒する。昔は使い回しだったのだ。
この映画は有名な役者ぞろいだが、 1つ突っ込みたい場所がある。なぜ尾道出身の子供たちが家に帰ってきたら東京から来た子供たちは完璧な標準語、大阪から来た子供はコテコテの大阪弁になっているのだろう?
それとおじいさん役の笠智衆と娘役の杉村春子が1歳違いというのは無理があるのでは無いだろうか?

東京物語 [DVD]

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