ジェラルディン・ブルックスが書いた、オルコットの若草物語に出て来るお父さんが戦争に行った時の物語。
想像力たくましく歴史についても良く調べ上げられ、戦争がいかに悲惨かが良く表されている。だからピューリッツアー賞を受賞したのだろう。
でも他人の名作文学を勝手に拝借して、主人公を現代風な考え方にさせ、宗教を取り払い、婚前交渉までさせているなんて、あんまりだ。牧師なのに、あり得ない。
きっとオルコットはコンコード・マサチューセッツの墓の中で大きく寝返りをうっただろう。
若草物語ファンや文学少女は読んではいけない。
オルコットの町コンコードは私の勤めていた音楽学校の近くだった。何度も若草物語の「オーチャードハウス」を訪れた。映画も３種類持ってるし、物語も何度も読んだ。
原作をの「裏話暴露本」のようで、「あり得ない、許せない」とわめきながら、途中でやめず面白いから最後まで読んでしまった。
