空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

この土の器をも 三浦綾子著

結婚した三浦綾子が雑貨店を始め、氷点が入選するまでの自伝。
彼女は13年結核を患って死にかけたのに、完治して結婚した。
凄いと感心するのは、ワンルームの借家を立ち退いた時、雑貨店を始めたいきさつだ。
寝たきりの病人だった時でも、のれんをデザインして土産物屋で売っていた才覚のある人だから、成功した。
でも酒を販売したいと言ったら、夫から「酒を売るなら離婚する」
とハッキリ言われ、反省して小説を書き始めた。
彼女の書いた氷点は実話をモチーフにしている。
1000万円の懸賞金が貰えても、奢る事なく敬虔に祈りを捧げたふたりに、感心する。

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