ヴィクトリア女王の孫でロシア大公妃エリザヴェータ・フョードロヴナ。この細いウエスト…
何世紀にも渡り、西洋の女性はコルセットに苦しめられて来た。
マミーにコルセットを締めてもらうスカーレット。寸法を測って貰って「50センチ」と言われて「太った!」というシーンは驚きだった。私がもしマミーに測って貰ったら「相撲取り!」と言われそう。
コルセット店。そういえば私もひとつ持っている。腰痛用だが。
フォトショップのなかった時代、このウエストは本物の細さだろう。健康に良かったわけがない。
ローラ・インガルスも「大草原の小さな町」の中で、コルセットを朝から夜まで付けてるのが嫌で嫌で仕方がないと書いている。夜寝る時は外していたが、お母さんはいい顔しなかった。同情する妹キャリーに「あんたもヤングレディになったらせんなんねんやで。」と脅かすローラ。
女性の地位が低かった時代、あの手この手で男の気を引き、良い結婚ができるように努力した昔の女。中国の纏足もそう。
今の時代はコルセットや纏足はなくなったが、女優のハイヒールはレッドカーペットの必須条件だし、ダイエットによる摂食障害に苦しめられている。