ボストン日本語教会の元旦礼拝へ。奏楽の奉仕をする。譜面を見ながら弾かないといけないから緊張した。普段黒人教会では、いきなり誰かが歌いだすのについて行くだけだから。後日本語教会ではケン・ミルハウス牧師の説教にレスポンスする会衆なんていない。
「主は陶器師」というテーマの説教だった。日本語で聞くと全部わかるからありがたい。
礼拝後、いろんなひとからいっぱいコメントをもらった。84歳の山口さんは聖餐式で奏楽した賛美歌が、亡くなった奥さんの好きな曲だったそうだ。アトランタから遊びに来ているT子ちゃんは前奏で演奏した曲「身前に集い」が大好きな曲なんだそうだ。いずれも黒人教会でよく歌われる曲だ。
お昼は皆で持ち寄ったおせち料理をつまむ。私は高野豆腐と椎茸を炊いたものと彩りに絹サヤだ。沢山作って行ったのにあっという間に皆食べてくれた。料理名人のアツ子さんがおいしいと言ってくれたので感激した。偶然なのか、今年はだれも同じものを作って来なかった。たづくり、金時、たたきごぼう、ひとそろいあった。お雑煮も大量に作る。日本にいたら、教会でおせちを持ち寄るなんてしないが、ここでは若い夫婦以外、家族で暮らしている人は少ないので、こういうのが非常にありがたい。恒例の記念写真を撮る。
帰宅後、ジニーという中国人が家を見に来る。ボストン大学で博士を取る勉強をしている人で、友人のMミさんとそっくりだ。感じのいい子なので、彼女が明日から来る事に決まってしまう。明日来る予定になっていた数人の方に断りの電話を入れる。
探し始めて１ヶ月。なかなか決まらなかったので決まってくれて嬉しい。大勢の女性が家を見に来た。向こうが気に入ってもこちらが気に入らない時は断るのに困ったものだ。でもルームメート探しは結婚相手探しと違って、失敗しても数ヶ月不愉快なだけで、いつかどっちかが簡単に出て行けるから、やり直しがきく。とはいえ数ヶ月、あるいは数年不愉快な思いをすることもあるから、ピッキーにならざるを得ないのだ。
