空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

中国人が5人来た日

午前中、新しいルームメートのジェニーが来た。大学のお友達が手伝って来た。2人とも男性で、彼女に好意を寄せているのがありありだ。ひとりはアメリカ人、ひとりは中国人である。いずれも教養のある賢そうな人々だった。中国人の方は、日本語で挨拶してくれた。
お昼頃ロシア人のローラという女性が来た。彼女は以前部屋を見に来た人だ。この家が大好きだから、引っ越ししたいという。でも押しが強すぎるのと、今いる家のルームメートが潔癖性だから引っ越したい、というのを聞いてちょっと保留にしたいと思った。
午後から新しいピアノの生徒が面接に来た。姉弟で9歳と7歳。ジャスミンとジャツンという名で母はジンピンさんだ。教育熱心である。弟は以前から来ている私の生徒のクラスメートだ。二人とも緊張していて、弟は「絶対ピアノ弾かない」と突っぱねていたが、「じゃ、しばらく見ていて弾きたくなったら聞かせてね」といい、姉から教え始める。2年しか習ってないのに、もうエリーゼのためにが弾ける。弟はそのうち弾きたくなって来て、聞かせてくれた。ふたりとも以前習っていた先生の教育がとても良かったようで、指の形など完璧だ。彼らの楽譜は「人民出版社」と書かれた中国語の楽譜。全部中国語で書かれていて、非常に興味深い。
夕方ジェニーとターゲットへ。彼女はカーテンや衣装ケースなどを買っていた。彼女は何とクリスチャンだ。3年前に中国から来た彼女は、アメリカで洗礼を受けたそうだ。人からその時にお祝いにもらったという名前入りの上等の聖書を見せてくれた。彼女は人当たりがやわらかく、いつもニコニコしている。
夜、ジョンとハーバードスクエアへ。ベトナム料理店でポーとお好み焼きを食べる。彼はずっとやっていた建築プロジェクトがボストン市長の「あかん」の一言で全部没になったらしい。休日も出勤してプレゼンの準備をして来たのに、気の毒だ。ボストン市長はイタリア系、結構権威がある人なんだ。複雑に細い道が入り組んだハーバードスクエア界隈。ラプーンというハーバード大学のコメディクラブの面白い顔のついた建物の前でジョンと別れ、一方通行をぐるっと回って別の通りを走っていると向こうから歩いて来たジョンにばったり会った。笑い転げる。