空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

集団ヒステリーの聖歌隊

さわやかな初夏の日に戻った。午前中はロクスベリーのセントジョン教会の聖歌隊のための採譜をする。
猫のいるKちゃん宅へ。手作りアイスクリームを戴き、アイスティーを戴き(Kちゃんがサービスしてくれる)Kちゃんの日本語の宿題を手伝い、庭へ逃げたニンジャを追いかけ、キャッチボールをし、近所の子どもと石垣登り競争をしているのを椅子にすわって眺めていると、パトカーが右と左から2台来て、窓を開けて「5歳の子どもを捜しているんだけど、見なかった?」と尋ねて行った。警官に尋問されるの、どきどきしてしまう。ハンサムだからではない。チケットを切られるのではないか、出廷することになるのでは、と連想してしまうのだ。

ところで、Kちゃんの家を出て、ルート128を通ったらすごく混んだので、マクドに入る。新表品の南部風チキンサンドと甘くないお茶に氷を入れて飲む。なんと健康的なメニューだ。マクドも変われば変わるものだ。今度はフルーツサラダと南部風チキンビスケットにしようと思う。

聖歌隊は穏やかに始まった。ロビンソン兄弟が亡くなられたのでお葬式を月曜日に執り行われる事になった。皆で曲を決めていたら、シスターフィールドが曲名を書き始めた。その事をめぐってグエンが意見し、皆がわーわーヒステリックになり始め、口論が始まった。部外者は、ブラザーホワイトとわたしだ。いつものパターンでマティが帰ろうとし、グエンが追いかける。傷ついたシスターフィールドはすっかりすねてしまい、聖歌隊席から降りて会堂ベンチに座ってしまった。皆で手をつないでこの事についてお祈りしよう、という時も輪に入らなかった。「小さい子どもが見ているのに、大人の私らがこんなでは恥ずかしい」とグエン。小さい子どもであるブランドンはドラムとピアノを弾きたくてたまらない。隙さえあれば習おうとする。こういうのが一番上達する。彼は音感があり、ブラザーホワイトが歌うパートを真似するのが最高にうまい。歯抜けの7歳だというのに、聖歌隊の誰も歌えないのにこの子だけひとり歌えている。
最終的にシスターフィールドも機嫌が直り、一緒に手をつないでお祈りする。グエンが「サタンは皆を仲違いさせようとやっきにに働いています。私たちをお守りください。」と祈る。