空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

みんな号泣。私のお葬式はもういらない。

黒人教会での礼拝が終わってすぐ、ケリー牧師が、「シスター・ノロコの感謝のお餞別を集めます」と言って、アッシャーによって会衆にカゴがまわされた。29ドルが集まった。次にマイクで次々と涙声で弔辞のようなスピーチを始めた。ケリー牧師、マザーグリーン、グレンダ、マリア、牧師夫人、シスターリチャード、シスターフィールド、ジェレミー、エドウィンが次々一生分の褒め言葉に該当するお別れの言葉を述べた。ジェレミーなどはスピーチの後長椅子に突っ伏してわんわん号泣した。亡きクッキーのママは「彼女とは職場(トービン橋の料金所)でばったり会いました。つらかった時親切にしてくれた。」といって泣いたので、我慢していた私もクッキーを思い出して泣いてしまった。
会衆の前で、牧師夫妻から巨大な赤い紙袋を戴いた。船便を送ったばかりの私は絶句したが、決して知られないようにした。紙袋の中には皆がめいめい書いたカードと大きい手作りの革の鞄が入っていた。
送別会の後食堂で、ものすごいでかい写真付きのケーキを皆で切り分けて食べた。その写真は3年前のクリスマスに聖歌隊と牧師さんと並んで撮ったもの。「ケーキが残ったら持って帰って皆にあげてね」と言われてぞおっとしたが、心配無用。写真の部分以外残らなかった。皆ぺろっと食べたのである。だから皆、横に大きくなるのだ。

弔辞も述べられ、天国に送り出されたようなもんだから、帰国したら天使になれるようハープの稽古をし、神様に使えるような人生を送らなあかん、と思った。それにしても黒人教会のみんなにとって日本って天国ぐらい遠いんだろうか?