母と歩いて教会へ行く。今までクリスマスには何度も教会に来てくれた母だが、礼拝に出席するのは初めてなので、みんな喜んでいた。うちの教会は実家から歩いて７分くらい。両親の知った人ばかり出席している。
若い人が多いからいいね、と母。先週も４人洗礼を受け、教会員が増えた。成長している教会なのである。
礼拝の終わりに報告の時があり、司会者のＲ子さんが泣き出した。アメリカ人の教会員、Ｅさんが亡くなったのである。私はすごく驚いた。彼とは先月帰国したとき、会って話をしたばかりだ。彼はずっと体の具合が悪く、もうすぐ仕事をやめて、別のアジアの国に行くつもりだ、と言っていた。それは寂しくなるわね、と私。彼の死はあまりに急だった。彼が初めて教会に来られた時の事を覚えている。美しい日本人の奥さんと可愛い坊やが一緒に集っていた。ダイニングで一緒に話をした。
末期ガンで入院されていたＭさんにも会えた。彼はニコニコしておられた。彼はガンに全くふりまわされていない。信仰深い方だから、希望に満ちた生活をしているのだ。
