宅配が来て、箱を開けるとき、くるみは手伝いたがる。母の役に立ちたいのだ。
障子にいっぱい猫の引っ掻き傷が出来ているので張り替えようとして、障子の桟を外したら、早速乗って来てぼろぼろになった。仕方が無いので閉め出して母と障子を張り替える。
くるみは桃の花を愛でていた。
今日は耳丸以外の猫は来なかった。きっとどこかの寂しいおばあさんが猫たちに鰹のたたきでも振る舞っているのであろう。私の老後そのものだ。
洗濯物は強風のためあっという間に乾いた。取り入れようとしたら、くるみがベランダに出て来てしまったので、おっかけをする。