ちょっとした事件があったので心配したいとこのＹ男君が、息子Ｋ君を連れてやってきた。
ミックとマックは驚いてあっという間に消えた。
いくら捜してもどこにもいない。くるみが主寝室の前でどっかりすわって通せんぼし、Ｋ君の後ろを威嚇しながらついてまわる。
いつも子猫たちをうさん臭がっているくるみなのに、守っているようなのである。
意外な一面を見て、びっくりした。
この心配事をどう対処しようかわからなかったのでジョンとＳ崎さんに相談すると、ふたりとも警察に電話するように、と言った。このふたりの共通点は熱心なクリスチャンである。
警察沙汰にしたくないと思っていたところ、いとこが電話でトラブルの原因になった相手方に大阪弁でおどしをかけてくれたので、事件は解決した。
