「武士の家計簿」の映画をみたところだったので、すぐ衝動買いした。
映画の中に「鯛(たい)じゃ鯛じゃ」のシーンがあった。借金を返すための節約するため、子供のお祝いの宴席の魚料理をケチって鯛の代わりに絵を描いたというもの。実は絵に描いた鯛ではなく、鱠(なます)の鯛ではないか、という説。すなわち繪鯛ではなく、鱠鯛ではないか、と。冷蔵庫のなかった時代、いくら海に近い金沢といえどお客さん全員に塩焼きの鯛をつけたと思えない。
猪山家は親戚付き合いの宴会が非常に多く、法事などもお金をかけてやっている。また参勤交代の大名行列で槍を持つ人にもチップを上げている。自分が出世する時上司に贈り物を沢山している。
ややこしかった猪山家の親戚関係の系図も詳しく書かれているのでよくわかった。
なかなか面白い本だと思った。
- 作者: 石崎建治
- 出版社/メーカー: 北國新聞社出版局
- 発売日: 2010/10/20
- メディア: 新書
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