アガサクリスティーの自伝を読んでいる。
人物描写が細く、ユーモアがあって漫画みたいに面白い。お腹の皮がよじれる程だ。家族や使用人達の描写、当時の風俗もわかって面白い。彼女の著書は数多いがすべて映画化され、売れた数は聖書、シェイクスピア、に続いて3番目だそうだ。
ところで、子供の頃女学校の先生が算数の授業中に人生と宗教についての話を突然始めた。「誰しも絶望に立ち向かわないと本当のキリスト教徒になれません。すべての友に見捨てられ神自身にも見捨てられるということがどんなことかを知らなければ 、キリスト教徒としての生活の意味がわからないのです。」といった内容だった。アガサクリスティーにとって後年絶望した時この言葉が返ってきて、希望を与えてくれたそうだ。
アガサ・クリスティー自伝〈上〉 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
- 作者: アガサクリスティー,Agatha Christie,乾信一郎
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/10
- メディア: 文庫
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