アメリカ白人で始めてタトゥー(刺青)を入れた女性として知られる。
1937年イリノイ州で生まれる。幌馬車で、家族と7人兄弟新天地目指して旅をしていたオリーブ14歳。
襲って来た先住民インディアンに両親と兄弟のうち4人が殺され、生き残った7歳の妹と共に連れ去られる。
最初のヤバパイ族には奴隷のようなひどい扱いを受けたが、次に売られたモハーべ族は親切で、刺青を入れてもらい家族同然に扱われた。妹は飢饉の時、餓死。
もう家族もいないんだから、一生インディアンで行こうと決めていたオリーブは、白人の訪問者が来ると隠れるようにしていたが、ついにバレてしまう。
多くの品物と引き換えに、白人の世界に戻った。
大変なニュースだったそうだ。
彼女には1人生き残った弟ロレンツォがいて、再会。
セレブになった彼女は5年間のインディアンとの生活の経験に興味を持たれ、講演会に招かれるようになり、半生記もベストセラーとなり、弟の大学の学費を払ってあげることができた。
その後学業も終えたオリーブは28歳でお金持ちの男性と結婚。子供はなく、養女をもらった。
心的外傷で鬱になったという説もある。
65歳心臓発作で死去。
死後アリゾナ州 モハベ郡の町がオートマンと名付けられた。