エリアカザンのおじさんの実話を元にして作られた映画。
オスマン帝国のマイノリティとしてアナトリア半島でギリシャ人の家で親の言うことをきかないアメリカに憧れる長男として暮らす主人公。
ギリシャ人やアルメニア人への差別が激しくなって来たので、父親は長男に家族の全財産をロバに乗せて、首都コンスタンチノーブルへ行かせる。
最終的に夢がかなうのだが、そんな簡単じゃなかった。夢のためなら、人にどう言われようが、卑怯な事汚れた仕事もした。
反共産主義の赤狩りの時、当局に情報を漏らした事をスキャンダルとして記憶されたエリアカザン。
この作品は、そんな彼の「言い訳」を表現したものじゃないかなと思った。