パリのノートルダム大聖堂の火災のニュース。いたましい。何と言う迂闊なんだ。
先週寝ている間、ポチッと予約した飛行機。
前日まで体調不良だったが、もったいないので行くことにした。
関空から宮崎へ飛ぶ。
2Cというありがたい席。一番前を陣取っていたのは会話から察するに、大阪の不動産屋達。CAのお姉さんや、空港の前で写真撮ってくれた案内のお姉さんに、気前よくお土産を上げていた。
空港は見渡すかぎりのヤシの並木。写真を撮る間もなくレンタカー屋が迎えに来た。
キーをもらう時、自動車保険には入った方がいいとお兄さん達の説得に負け、入った。
私はオレオレ詐欺にあうに違いない。
借りた車は前のトヨタと同じ。ただし新しいのでハイテク。ボタン式。シートベルトしてブレーキを踏まないと、エンジンがかからない。信号が赤になるたびにエンジンが止まる。少しでも中央線をはみ出すと、アラームが鳴る。
宮崎空港から高千穂まで、ものすごく遠い。休憩一度入れて2時間半かかった。着いたら暗く、取り敢えず旅館へ。40歳くらいのご夫婦でやっていて、建物は昭和な香り。みんなすごく親切。荷物も運んでくれるし、布団も敷いてくれた。寅さんが泊まるようなイメージ。
この部屋はバスガイドさん用の訳ありなので安い。
食事は地元の和牛の専門店へ。ジャズが流れているオシャレな店。
ところが、このハンバーグメニューコースか超高級メニュー2種類しか残っていないという。いずれにせよ「仕入れないと出来ない。」とか。まず牛を呼びに行く必要がありそうだ。
「今さっき着いた。」というと、ウエイトレスが「今日朝からお祭りだったのに、何でもっと早く来なかった」と残念がってくれた。
隣のテーブルの家族づれは外国人やな、とヒヤリングしたら、どうやらよく聞くと地元の人たちのようだった。方言が濃い。字幕がいる。
大浴場は丘の上の高千穂温泉(冷泉なので大浴場と変名)へ。これも親切な旅館の主人がが無料券とタオルを渡してくれた。
温泉に行くと、横にいた86歳ぐらいのおばあちゃんが私に「何でこんなにすいてる。」というので「お祭りに行ってるからでしょ。」と言うと「椎茸広げるの忙しくて、お祭りなんて気がつかなかった。阿蘇が噴火したって聞いたけど揺れたそうだけど、それも椎茸を広げていて気づかなかった。」とおばあちゃん。「ここは住むにはええとこよ、中卒で広島へ行ったけどすぐ帰って来たもん。」と初対面の私にオープンに略歴を語ってくれた。3年前の地震はどうだったんですか、と聞くと、墓石が倒れただけで、家も橋も大丈夫だったとの事。多分そう言ってるに違いない。高千穂訛りが強くて、聞き取れない単語もあった。
旅館の従業員によると高千穂の言葉は、宮崎とも違うんだそうだ。
これのせいで、道の駅に行ってから旅館チェックインした。
旅館はビジネスホテルより、人情が篤くて好きかも。