18ベティ・デイビス演じる南部ニューオーリンズの令嬢ジュリーが、白いドレスでないといけない舞踏会に赤い服を着て行き、ヘンリーフォンダ演じる彼氏プレスに恥をかかせ、怒った彼は去ってしまった。
一年後ニューヨークから戻った彼は、結婚したばかりで妻を連れていた。おりしもニューオーリンズは黄熱病のパンデミックでジュリーは農園に避難していた。晩餐会に招かれたプレスは、屋敷の前で蚊に刺される。
プレスは感染して隔離島におくられることになった。付き添おうとする妻を引き留めるジュリー。
「クレオールの言葉もわからないのに、使用人は使えない。行ったら二人とも死んでしまう。」
ラストシーンは、荷馬車に揺られて運ばれるバックと勝ち誇った顔で寄り添って座るジュリー。
わかりやすい映画だった。
「風と共に去りぬ」の1年前に公開され、アカデミー主演女優賞も1年前に受賞した。ストーリー、ドレス、ロケーション、セットまで音楽まで「風と共に去りぬ」を彷彿とさせる。ある音楽は風と共に去りぬのあるシーンの音楽の最初の4小節と全く一緒だった。
南北戦争の10年以上前の話なのだが、疫病を予防する大砲が撃ち鳴らされていた。
幸せそうな奴隷がいっぱい出演していたが、今なら問題だろうなぁ。
衣装はすごい豪華なクリノリン(カゴ)入りのスカートだった。
風と共に去りぬそっくりのシーンが沢山あったので、ファンの人は見たら興味深いと思う。