ピンポンと玄関チャイムが鳴るので出ていくと、ドアがあいておじいさんが入って来た。
雪かきの後閉め忘れたのだが、おじいさんは鍵はかかってないものと確信して開けたようだ。
この前の水道管と排気管の修理の会社の名前を言った。
ところが、
「なんで来たんだかわからねぇ。」
と言うではないか。
「わかるかい？」
私に聞かれたかてわかるわけない。
「水道管の修理？」
「排気管の修理？」
と聞いても
「行けって言われた。」
といって握りしめた紙きれを広げた。
私の住所と名前が手書きで書かれてあった。
おじいさんは携帯で会社に電話。なぜここに自分が来たのか尋ねている。
「ガスのメーター調べろって。あるかい？」
今度からおじいさんをお使いに寄越すときは、何しに行くのか教えて上げてください。
